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第三話「あの人に告白のウォーターキャノン☆」

<前回までのまとめ>
ここは紳士を目指す冒険者が集まる私立 宇宙の騎士学園。
もちろん紳士をめざしつつもRed Stoneを探す手は抜いていない。
そこへ一人の可愛らしいWIZが入学してきた。
名前はエルナト。彼は大変なドジっ子☆である。
学園生活にて、何か正体の知れない憂鬱にとりつかれたエルナトは 仲間の言葉からその気持ちが恋であると思い、相手がどうもメイトヒース先生らしいと感じた。
果たして、エルナトは立派な紳士になれるのであろうか?!
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「fmfm、相手はメイトヒース先生かぁ~。難しいな」
ひとしきりWIZエルナトの話を聞いたシーフのアジュレットが素直に感想を述べる。
「だよね~、なんで先生なんだろ」
「さすがMっ子ナト」
普段は無口な戦士S_Forgelが不意に口を開いた。どう考えてもからかっている内容だ。
「Mじゃないやい!」
ムキになるエルナト。
「プッ」
噴出す生徒会長こと、エルナトのおねーちゃんなサマナー伽戀(KAREN)。
「うう~っ」
不満そうなエルナト。
「まぁ、話を戻そうぜ」
「ま、そんなにウジウジしてないで告白しちゃえYO!」
『ぶっ!!!!そんな簡単にできたらウジウジしねーYO!!!』
伽戀(KAREN)の過激発言というか、少々VIPな発言に皆が突っ込む。
生徒と先生というカップリング…公にしてはヤバイ。
というか、追放天使とウィザードという組み合わせは別の方向でもヤバイ。
天使という時点で性別がないという説もあるが、少なくとも追放天使の容姿はどう考えても野郎にしか見えない。
いろいろな意味で生徒会長 伽戀(KAREN)の発言は飛んでいる。
それは、うららかな生徒会室の午後のお茶会であった。

「うう…みんなオカシイよ。絶対 楽しんでるよ」
生徒会お茶会メンバーは答えを出した…即ち『告白しちゃえYO!』に同意。
不承不承ながらYESと言ってしまったエルナト君。
告白しないわけにはいかず、でも少しスネている。
なんといっても大好きな「おねーちゃん」の命令である。
そんなわけで『廊下で待ち伏せ大作戦』が用意された。
よくメイトヒース先生が通る廊下で待ち伏せしようという字のまんまな作戦である。

そこへ案の定メイトヒース先生が走って…というか、低空飛行で通りかかる。
「あっ!メイトヒース先生お話が…」
高まる緊張。
「( ゜∀゜)にょほ!なんだーい」
「す…好きです!!」
ついに言ってしまったエルナト!
「(*´д`)モエッ。 ありがとう」
意外な反応。
「じゃ、またノシ」
あっけなく去っていくメイトヒース先生。
肩透かしを食らうエルナト君でした。
そして、廊下の少し先でイグニード先生がメイトヒース先生と談笑をはじめた。
どうやら本気にはしてもらえていないらしい。
エルナトは心に誓った。
立派な紳士になって絶対振り向かせてやる!と。

再び生徒会室。
「ドンマイ!ナト」と伽戀(KAREN)。
「どんまい、ナト…」
一連の流れを聞いてなぐさめるお茶会メンバー。
「ナト、ソンマイ」とS_Forgel…一人だけ誤爆。
「www ソンマイwww」
「wwwww」
ここぞとばかりに、伽戀(KAREN)もアジュレットも笑う。
「w」ちょっとだけ和むエルナト。
「ソンマイ、こげ(S_Forgelの愛称)」
「こげソンマイ」さっきのお返しとばかりにアジュレットへ続くエルナト。
「ソンマイw」同じく続ける伽戀(KAREN)。
「くっ…」大変悔しそうなS_Forgelであった。
「そんな傷心のナトに吉報」
「???? なーに?」
「じゃじゃーん!生徒会室で飼う事になりました」
『キュィー!(よろしく!)』
「ヘッジャーだ!!カワイイ!」
「ま、育つと・・・・・・だけど」(ぼそりと言うアジュレット。
「言うな><」
そう、幼体は可愛いヘッジャーだが、育つとゴツイ…しかし、捨てるワケもなく…
いずれは伽戀(KAREN)の後ろに控えるゴツイ生き物と同じ形態になるであろう。
「でも、やっぱりカワイイ!」おもいきりヘッジャーを抱き上げるエルナト。
「カワイイなw」それを見ながらヘッジャーをなでるアジュレット。
「ウム」腕組みしながら少し偉そうに頷くS_Forgel。
「でしょーw 下級生のサマナーの子が入院して面倒見れないから預かったのw」
そんな出来事に ほんのちょっぴり心が癒されるエルナトであった。
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-次回予告-
ヨウ!俺アジュレット。
次は合同授業でキャンサー気孔へ潜るんだぜ。
愛くるしいヘッジャーの姿にエルナトも伽戀(KAREN)も萌え萌えみたいだなw
俺もヘッジャーかわいくて好きだぜ!
伽戀(KAREN)の古巣とは言えダンジョンだし、課題もあるからな。
油断していると・・・・・・・・・・・?
次回、第四話「黄昏のヘイスト。愛の加速は止まらない☆」
乞うご期待!
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*この物語はRSをベースにしたフィクション小説です。
 ギルド内でこの物語の需要が高かったため作成してみました。
 持ち出し改変は宇宙の騎士関係者のみ可です。

 なお、宇宙の騎士と関わったことのある人物は物語に登場する恐れがあります。
 ご注意くださいw
by ajyuretto | 2007-04-16 15:36 | ナトの萌え物語
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